分離分割か再編か
「マスコミは分離分割と書いているけど、これはNTTの再編、リストラクチャリングですよ」。
・・・ある経済学者がにがにがしげにつぶやくのを聞いたことがあります。
97年6月国会でNTT法が改正され、NTTは持ち株会社のもと、長距離通信を扱う長距離会社、地域通信を扱う東西2社の地域会社の4社に分かれることになりました。
いままで一体で運営されていた会社が、事業部門ごとに3社に分かれるのですから、分離分割といっても決して間違いではありません。
しかし、持ち株会社のもとこれら3社がどう運営されるか・・・
つまり、3社がどれくらい独立性を保つことができるか、を見極めないと、NTTが分離分割されたのか、再編されたのか、の判断はできません。
ただ、一般的にいって持ち株会社が存在する以上、3社が一体的に運営されることは間違いありません。
インターネットFAXなどの一体的運営ができることを見越したからこそ、NTTはこの妥協案を受け入れたともいえます。
ですから経済学者も「分割ではなく再編なのだ」と主張したのです。