民主主義を考える 2
香港市民に向けて中国が発行する雑誌『紫荊』には、一未来の香港に特区という制度さえあれば、高度の自治もある」という一文を掲載し、次のように述べています。
「ある特定の人々は、『高度の自治』を理由に香港を大陸から絶縁した政治実体に変え、可能ならば、大陸の社会主義制度を資本主義制度に変容させようと夢みている。
香港に高度の自治が約束されているのは、ひとつの国という原則の下に中央が地方に授与した権力にすぎず、中華人民共和国の外にひとつの独立した"香港の内政"など存在しないのだ」。
・・・グレーター・ホンコンの誕生「97列車」の政治の車輪はこうした耳障りなきしみ音を響かせながらも、経済の車輪は快調な滑りを見せています。
1991年3月、香港で世界の銀行29行が参加し、広東省への国際協調融資の調印式が行われました。
総額8億米ドル(約100億円)。
天安門事件以降最大の民間融資といわれました。
投資対象は香港と広州市を結ぶ高速道路です。
将来この高速道路網は、広東省珠江デルタ一帯まで延長され、香港と広東省を中心にした華南経済圏の交通網整備にとって中核的な位置を占める工事でもあります。