保護と平等は盾の両面 7
今後、女子の高学歴化が進むとともに、専門的技術的職業に女子がより多く進出していくことが予想されます。
女子の専門職の社会的評価を高めるためにも、男性のこうした職業への参入が大きなインパクトを与えるものと思われます。
その際、男性であるというだけでその職種の上層のポストが男性によって占められる恐れを懸念する人もいますが、現今では女性の実力や自覚も強くなってきているので、注意すれば、そういう事態は防げるでしょう。
このように、賃金格差の是正のためには男女の職業分野の相互乗入れが有効である・・・
というふうに議論を進めてくると、つねに「それでは保護の方はどうするのだ」という意見が出てきます。
平等と保護は、盾の両面とみなされます。
保護といえば、同じ基盤で肩を並べることのできないハンディキャップをもっている人びとにその不利を補うために行なうものです。
女性が働く場合、まず体力。
妊娠、出産による母性機能の点以外でも、男性とまったく差がないとはいえないのはほとんどの人が認めています。
しかし、体力といっても、持続力とか忍耐力とかでは男性より女性が優れていることが多いですし、なんといっても性差以上の個人差が大きいのです。